「…ありすちゃん。おかえり」
待ってくれているのは、いつもの男、風咲カナセ…
「ただいま。カナセ」
カナセはいつも私を抱きしめてくれる。
「僕のものだよ。ありすちゃん」
忠誠を誓って、僕のものだよ。と言うカナセにうれしさを感じるの。
「…私もよ。カナセ」
ずーっと愛して。
「壊したいくらい、好きだ…」
優しい光を浴びるかのように抱きしめるカナセは
好きのほかに何も言うことはない。
「…いなくならないでね。ありす」
「いなくならないわ。カナセ。私はここにいる」
……貴方に癒される毎日が無くならないでほしい。
私は貴方のマスコットなのだから。
完
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